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あの音楽家はなぜ叩かれた?

さて、ゴーストライターという存在を語るうえで避けて通れない彼について解説しましょう。もちろん、佐村河内氏です。
一時期ニュースで話題となった音楽家ですね。

私はというと個人的には、彼について何も語りたくありません。それほど、佐村河内氏には嫌悪感を抱いているからです。しかしゴーストライターの闇として、これほど分かりやすい典型例は他に存在しないのではないのでしょうか。

なぜ叩かれたのか

佐村河内氏のなにが問題だったのか?なぜあれほど叩かれたのか?その理由は、ただひたすらに「悪質」だったからです。
まず「耳が聞こえない作曲家」として売り出していたことの悪質さです。本当に耳が聞こえない人にとって、これほどの侮辱はありません。「全聾の設定」を定着させたゲームソフトメーカー「カプコン」も同罪か、それ以上の大罪です。
そしてさらに許せないのが、東日本大震災の被災者を侮辱したことです。被災者への慈善活動を装って商売をしていたことです。しかも全聾を装って。もう人間として最低ですよね。
佐村河内氏の事件で本当に問題にされるべきは、ゴーストライターという問題ではなく、狡猾な人間性だったのでは?とさえ私は思うのです。

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